LONGROW@江古田
またまたテイスティング会に参加してきました。今日のお題は「ラフロイグ&生牡蠣」・・・ワタクシ少々風邪気味だったのですが、コレは這ってでも参加しなければなりません。俺にとって今年初めてのボジョレで喉を潤しサンドイッチをつまみ戦闘準備は出来ました。どんとこいやぁ〜。
ラフロイグ10年
- 「愛せよ、さもなくば憎めよ」この言葉に集約されるモルトです。強烈な薫り、ほのかに塩味・・・飲む人を選びますが、俺はこの魅力には抗えない〜。少し時間を置き空気に触れさせると甘みがどんどん増します。それはそれでうまいけど、俺は最初の強烈な味の方が好み。
ラフロイグ15年
- 10年に比べると最初の強烈なインパクトは鳴りを潜め、ラフロイグらしさが減衰したような印象ですが・・・この後の30年を飲んでみるとこの酒の真価が解ります。蝶になる前には蛹にならなければ。そして蛹にも良さが。上品な味です。
ラフロイグ1992 ポートフィニッシュ(シグナトリー)
- ちょwwwwwおまっwwwww。変化球です。ムービングファストボールです。飲み口はラフロイグながら後味がポートワインという。バッターボックスで直球を 待ってたら最後の最後に変化したような気持ち。しかしいつもながらフィニッシュ樽の凄まじさを感じざるを得ないのでした。
- 流通革命のおかげで出来たモルト。「おめ、樽でかすぎて運びにくいよ」「んじゃ樽を1/4にしたら良くね?」「おめ頭良くね?」というやりとりがあったか定かではありませんが、樽の大きさを1/4にしたおかげで、酒と樽の接する面積が増え、年数が短くとも充分熟成するとかなんとか。フレッシュさを残しつつもラフロイグらしさを損なっていない。実は俺、コレ好きです。
- バーボン樽熟成でしたっけ。面白いことするなぁ。甘さと華の香があるように感じる。んでドライな切れ上がり。
ラフロイグ30年
- はいっ、これは別格。積み重ねてきた年月が全てをこのモルトに与えたのでしょうか。口に含むと幸せの繭に包まれます。表現するのは難しいのですが、あえて言うなら「全て」。数字で言うと42。
ノルウェーとアラスカのスモークサーモン。三陸は山田湾&広田湾の大ぶりな生牡蠣。広島産の牡蠣をフライにして・・・。生牡蠣にラフロイグをちょいと垂らして頂く贅沢をこんな若造がやっていいのだろうか?いいです。好きこそ物の上手なれ。こういうめぐり合わせなのです。天の采配です。酒好きに神様がご褒美をくれたのです。
んで飲んでいる最中は良くなっていた風邪が、飲み終わると同時にぶりかえしてきまして、フラフラピヨピヨ状態に。むっ、ここで死ねれば本望か?いや、死にたくないです。来年もラフロイグと生牡蠣で幸せになりたいです。てなわけでお先に家に帰らさせていただきます。トホホ。