ジョゼと虎と魚たち

年末年始のテレビ東京は結構エロ系映画を流したりするもんで、「ジョゼと虎と魚たち」は池脇千鶴のおっぱいが露わになると聞いて飛んできました、観ます観ます・・・と観てしまいました*1。そして途中からおっぱいとかどうでもよくなりました。

ジョゼと虎と魚たち(通常版) [DVD]

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大学生の恒夫は、乳母車に乗って祖母と散歩するのが日課の自称・ジョゼこと、くみ子と知り合う。くみ子は足が悪いというハンディキャップを背負っていたが、自分の世界を持つユーモラスで知的な女の子だった。そんな彼女に恒夫はどんどん引かれていき、くみ子も心を許すが、ふたりの関係は永遠ではなかった。
金髪の草原』の犬童一心監督が、田辺聖子の短編小説を映画化。くみ子演じる池脇千鶴は、関西弁でぶっきらぼうなくみ子の中の女性の部分をデリケートに見せて名演。妻夫木聡は、男の弱さ、ずるさ、情けなさを恒夫を通して見せていくが、恒夫が憎めない男になったのは、心の奥まで透けて見えるような彼の純な演技あってこそだろう。エロティックで美しくて切なくて泣けてしまうラブシーンも出色。恋愛の幸福感と背中合わせの残酷さを見事に描いた傑作だ。(斎藤 香)
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↑は結構良いレビュー。くみ子のぶっきらぼうにならなければいけない理由やら、恒夫のエロにいってしまう弱さとか、上野樹里演じる香苗の汚い部分と純な部分とか、新井浩文演じる幸治のコミュニケーション手段の少なさとか・・・いろいろリアルすぎて吐きそうになったりしましたが良作です。あぁ、水族館がしまっとる・・・。
ところで○○を役者名、△△を役名とした場合、「○○演じる△△」が正しいのか「△△演じる○○」が正しいのか少し気になりました。どっちも正しいんだろうけど、通常どっちが多く使われるもんなんでしょ?俺は前者だと思ってたんだけど。
キャストの豪華さにはビックリした。

*1:いや、本当は普通にキャストで観ようと思ったのですが。←ヘタレ