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観てきました・・・大爆笑。
モンティ・パイソンで笑える種類の人間は観といたほうがいい。しかも初回よりも2回目、2回目よりも3回目に観た時の方が楽しめると個人的に思う作品なのでDVD化したら即買いの方向で。
モンティ・パイソンを筆頭にイギリスの笑いは、こへもblogに書いてたけど*1、日本の落語みたいなものなのかも。風刺が中心になってくるので、要は観る人の知性によって笑いに幅が出る。知性って言い方は偉そうだけど、知識があればあれほど楽しみが享受できるように作ってあるんですな。だからこそ観た後に「あれはどういう意味だったんだろう?」とか思いつつ、いろいろ調べて解ったときにニヤリとする楽しみがある。2回3回・・・と観ても楽しめると書いたのは、そういう楽しみが出来るから。笑いたいために勉強するなんて、かなり贅沢な勉強する理由だと思うけどいかが。動物的な笑いと弱い者いじめ(自虐含む)しか無くなった日本のテレビのお笑いに食傷気味な俺にとっては贅沢な時間でした。いや〜イギリスの笑いは本当に公平ですよ。女王陛下だろうが労働階級だろうが白人だろうが黒人だろうがメッタ切り。そこにある種の安心感があるんだけどね。日本だと出来るのは立川談志師匠とかかなぁ。あとこの映画は動物的な笑いを放棄してるわけでも無いことを書いとく。ただその先にキッツイなぁと思わせる風刺が潜んでいるんだけどね。
映画もそこらへんは解って作っているようで、手抜きが一切なく、細かいところまでネタ満載になっております。普通のSF映画としても楽しめるように手抜きなし。映像もすごい綺麗だったし。鬱病ロボットのマーヴィンと夕日のシーンは美しいですよ。あ〜マーヴィンかわいい〜そしてうぜぇ〜w時代は「きもかわ」よりも「かわうざ」か?w2時間弱の上映時間ながら、本当にあっという間なのでした。なんかこれまで何回か映画化の話があったらしく、その度にポシャっていたらしいので、今回の映画化に向けて監督のガース・ジェニングス*2は気合が入ったんでしょうなぁ。余談だけどそのポシャった中にテリー・ギリアムが監督って話もあったみたいで。観たかったかも、テリー・ギリアム版「銀河ヒッチハイク・ガイド」。
帰りにabcに寄って原作本を探したけど見つからず・・・河出書房って本当にそこらへんの本屋じゃ扱いが少ないなぁ・・・。

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)