愛飲酒記:ビールのこと

<注意:私はただの酒飲みであり、企業その他に全く関係が無いことを明記します。>
今夏も大変お世話になりました。というか別に1年中お世話になってはいるのですが、やはり夏だとビールの割合が増えますね。具体的に言うと、夏以外は生中2杯を飲んで次の酒に移るのが、夏は生中3杯を飲んでから次の酒に移る感じ。
飲みに行った店にエビスの生があると聞けば喜び、スーパードライしか無いと聞けば憤慨し、生イエーバーに歓喜し、ラガービールの元祖を㍑単位で飲み、サッポロ黒ラベルに郷愁を覚え、何はともわれバス・ペールエールみたいな人生を送ってきた俺ですが・・・ここ最近その店にモルツがあると喜びます。
ビールに限ってはかなり地位の低かったサントリーですが、モルツが天然水仕込みをしだしてから美味くなったような気がします。まぁ俺はそんな大層な舌を持っている訳ではないので印象論ですが、余韻が増したような気がします。酒飲みの人には解ってもらえると思いますが、酒の後味の印象を決めるのは水です。水の良し悪しでまとまりが欠けたりもします。それは解っていたことなんですが、やはり水でここまで印象変わると実感すると感動モノですね。モルツは4つの水系から水を取っており、東京では丹沢水系と赤城山水系の2つしか飲めません。天王山・京都西山水系や南阿蘇外輪山水系のモルツは飲めません。でもそれでいい。水なんて近い方が美味いですもん。そんな単純なのに難しいことを実行したサントリーはエライなぁと、そう思うわけですよ。
そんなサントリーは「ザ・プレミアムモルツ」を出しましたね。名前はセンス無いなぁと思いますが、これが本当に美味い。+100円ケチるくらいならコレ飲むね。重厚感と飲んだ後の満足度が他の日本のビールと桁違いです。エビスも相当なものですが、プレミアムモルツとは方向性が違う。俺エビスはコクが少ないと感じています。その分の苦味とか爽快感はあるのですが。プレミアムモルツは幾重にも重なったコクがあるように思うのです。「麦芽を通常のビールの1.2倍※ 、アロマホップを2倍※使用し、ビール本来のうまさを追求し完成したのが〈ザ・プレミアムモルツ〉なのです。(※当社比)」と謳っているので当たり前のコクなのかもしれません。こういうビールが評価されると、俺にとって住みやすい状況になるなぁ。
サントリー青いバラを作ることに成功したり、そのバラをスコットランド*1に捧げたいみたいなこと言ってるし、美味いビールを作ってくれたし、それを流通にのせてくれたし、俺の中のイメージアップはかなりのもんです。
それで俺の中で行く気が盛り上がってまいりました→サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野ブルワリー 工場見学へ行こう サントリー

*1:青いバラは不可能の象徴だった。バラはイギリスの国花。スコットランドのイメージカラーは青。そしてウイスキーと言えばスコットランド