ボトルシアター@下井草

Bang-cho2005-01-23

http://d.hatena.ne.jp/Bang-cho/20041022#p2で書いたボトルシアターに行ってまいりました。メンバーはコロスケさんソクラ君id:amanoriさん、ロングロウのマスター。基本的に廃材を利用したその家からして味があり、そこに無数の空き瓶。1m近くある大きな瓶から、小指サイズの瓶まで各種各サイズの空き瓶が所狭しと並べられております。壮観。
この館の主にして日本一の瓶博士、庄司太一先生は次々と瓶とその来歴、瓶の中身を話し、とても面白かった。ストレプトマイシンの瓶、インキンの薬の瓶、昔の哺乳瓶、東海道線に沿って収集された古いラムネの瓶、禁酒法時代のウイスキーの瓶などなど。
行く前は解らなかったことだけど、それぞれの瓶(手作り)には本当に個性がある。ちょっとした歪みや気泡が入っているのが温かみを感じさせてくれた。しかもそれが何千何万と集まって、まるで一つの大きな生き物のようだ。ここで南方熊楠の粘菌とか思い出してみたり・・・。
その後、庄司先生と佐々木さんのライブを聞く。ギター2本のライブ。しっとり落ち着いたものからセンチメンタル、ブルース、派手なものまで演奏してくださった。休日の午後に響き渡るギターの音と庄司先生の歌声。他の音は聞こえず、窓から見える天気は曇り空。なんか静かに時間が流れていき、こんなユッタリした休日を過ごしたのは久しぶりだった。こんな静かな日は雨が似合う。雨だと傘を持ってきてないので雪がいいな、雪が降れば雰囲気最高だな、とか思ってたら本当に雪が降った・・・神様はたまに粋な演出をしてくれる。
今度は庄司先生を囲んで楽しくそして静かに酒を飲んでみたいものだ。