酒飲みとして思うこと

id:yasaiさんの記事→http://d.hatena.ne.jp/yasai/20041227#1104148698を読んで。
俺も酒飲みのハシクレとして少しは考えてみよう。

 酒飲みの人に聞いてみたい。相手が飲まない人だった場合、なんとなく寂しいと思う人はそれはぶっちゃけどうしてなんですか? そしてやっぱり相手も飲む人の方がいいんですか?

まず酒の無理強いをしないのは当然。酒が飲めない人に飲ませる酒など無いのだ。俺が飲む。基本的にアルコール分解酵素は人それぞれ持ってる量が違う(もしくは全く無い)ので、人によっては毒そのものになる。ただそれだけでなく、その美味しさを享受できない人に飲ませたら、酒造りに必死に取り組んでいる人にも申し訳ない。彼らは毒ではなく酒を造っているのだから。
そのうえで、やはり一緒に酒を飲みに行くならば、俺は飲める人がいい。それはid:yasaiさんが書いている通り、同じ感覚を共有した方がより楽しいからだ。居酒屋には酒と肴を楽しみに行き、美術館には美術品を楽しみに行き、映画館には映画を楽しみに行く。ノリというなら食べ物や酒に限らず、どこかに行くというのは何かしらのノリを借りて楽しんでいるんだと思う。ついでに話が盛り上がるのも、共通の話題がある、もしくはその話題が楽しめることを土台にしていると思う。相手の盛り上がりを測れずに暴走するのはたんなる空気の読めない人であろう。それは酒とか食べ物という問題ではない。
問題は酒の席というのが、仕事のつきあいとかに多用されることが多いことだ。酒飲みとしたってそんなの面白くもなんともない。仕事のつきあいなんて何やってもつまらないよ。それを酒のせいにされても、酒好きとしたら悲しい限りで。本当は酒が好きな奴らだけで酒を飲みたいんだよぉ。仕事のつきあいなどの飲み会で誰も俺に酒を飲ませにこないし、絡んでも来ない。そういう人の2倍のペースで飲んだって先につぶれちゃうのは向こうだしね。酒を弱いものいじめのツールにされる風潮は本当になんとかならんものかのぅ。
酒好きとして出来ることは、本当に酒が飲めない体質の人以外に、いかに楽しく酒を飲んでもらうかだ。ついこないだ「これまで酒はそんなに好きじゃなかったけど、アナタと飲んで酒が好きになりました」といわれて本当に嬉しかった。俺もっとガンバロー。