愛飲酒記:Longrow@江古田

Bang-cho2004-09-26

ゲバラのように シガー&ラム テイスティング
いつもモルトテイスティングを行っているロングロウ。今回はシガーを燻らせながらラムを楽しむという主旨らしくて、以前からシガーやりたいといっていた俺を誘ってくれたのでした。いやはや、ありがたい。ありがとう、マスター&id:amanoriさん。写真はテイスティングシートの上に並ぶ6種類のラム。始まる前からいい香りがして、顔が緩む俺。
ハバナ・クラブ 3年

  • 最初はアルコールの味がきつく感じた。しかし7年、15年と垂直テイスティングした後に3年にもどると、荒々しさのなかに花の香りやラムの甘さがちゃんとあることが分かる。シガーの煙を含んだまま飲むと一層花の香りが強調される感じ。

バカルディ 8年

  • 飲み口の良さと安心感はすごい。「やはりバカルディ8年が美味しかった」と最後に他のラムを飲んだ参加者に言わせる完成度。手に入りやすさも含めて偉い。ずっと付き合っていきたい友人のようなラム。

ハバナ・クラブ 7年

  • 3年に比べるとコクが出た感じ。苦味も出てきており、なんとも大人の味。

ロンサカバ センテナリオ 23年

  • 糖蜜の甘さ全開w「センテナリオ」は100周年記念品の意味らしいです。言い方は悪いかもしれないけど、マイヤーズ・ラムを完成度を高くしたら、こうなるんじゃないか。甘いもの好きにはたまらない味。良く出来たスイーツのような上品な甘さですよ。

ロンサカバ センテナリオ XO

  • 飲んで絶句・・・なんというかラムという範疇から飛び越えた味わい。他の参加者が言っていた「全ての味が含まれている」は言い得て妙。実は23年でもかな〜り驚いたんだけど、XOはさらに調和ができた感じ。完璧な一つの世界を形成している。曼荼羅図って感じ。

ハバナ・クラブ 15年

  • XOとはまた違った完成品。誤解を恐れずにいうと、XOが女性的な理想像なら15年は男性的な理想像かな。XOを胎蔵界曼荼羅としたら、15年は金剛界曼荼羅か。あの渾然一体となった感じはどう表現したらいいんだろう。飲めば解る・・・でも日本では非売品・・・贅沢させていただきました。

ラムもさることながら、シガーという嗜好品の素晴らしさの一端に触れることができて感激した。たしかにシガーには「気取っている」というイメージが強い。なんとも貴族趣味なのかもしれないが、シガーは精神的なリラクゼーションだと思う。お香とかと同じ。ゆったりした時間の中で友と語り合い、美味しい酒とシガーを楽しむ。たしかに値は少し張るが、1ヶ月に1回位はいいんじゃないか。なんとなく女性がエステに行く感覚で、男性*1もシガーバーに行けるといいなと俺は思った。

*1:男性に限らないけど